南風とクジラ コラム

2018年8月から、唐突に「南風とクジラ」にマンスリーフライヤーにコラムを連載してもらうことにしました。




'18年8月号 『ポイズン作詞道場』 担当 : みとうポイズン


こんにちは、南風とクジラというバンドでボーカルギターを担当しております、
みとうポイズンと申します。
よろしく。イェイ。
何でも書いていいと言われ託されたこのコーナー、真に個人的なコーナーとして一角を支配するぜ。

さて、僕は南風とクジラで作詞作曲を担当しとるんじゃけど、そのせいか毎日毎日24時間365日楽曲を
製作する脳みそに昇華されております。その製作過程のドジやらなんやらのお話をさせてちょ。

@ 最近「雨に唄えば」という曲を書いたんじゃけど、まあもちろんその時雨が降ってたんですね、
まあまあ強いかな、くらいの雨。
「あー雨にも情緒があって芳しいなあ」とか思ってのんびり書きよったらね、
最近の大雨の序章雨だったらしくてね、不謹慎なんでボツにしました。こんなに降るなよ。
情緒もへったくれもねえわ。
「水位が上がればなる警報は溜め込みがちなお前を模している」という歌詞がボツの決め手だわ。

A 基本的にマイナスの感情から作るのが得意なんじゃけど、それに加えて日本語が大好きじゃけえ凝って
しまいがちなんよね。
「ビーバップ・デバ」って曲を作ったんじゃけどね、出だしの歌詞が

「一色一行無悲中道 虫の居所は宙へ
目立ったワンショット決めたいならお好きなバーへどうぞ
経緯は知らないが完飲帰蝶が道理
知らん半兵衛決め込むつもりでもそいつまでは飲めんよ」
いや伝わらん伝わらん。これは流石に凝り過ぎたわ、伝わらんぞ。読めるかどうかも危うい上に
四字熟語を勝手に作るなや。
辞書引いても載ってねえわ。でも言葉遊びは楽しいからやめられない止まらない。日本語は綺麗だよね。
漢字って最高。
理解してくれる人はマジラブ。

B「この言葉いいな」っていうのを思いついたり、会話の最中見つけるとiPhoneにメモする癖が
あるんじゃけど、たまにメモを見返すと、まあ理解できん文章があるんよね。自分で書いたくせに。
例えば

▼「スイカは虫の味 キュウリは河童の味」
キュウリは河童の味……いやわからんわからん…河童の味…?

▼「川辺を飛ぶ白い鳥、名前も知らん鳥、綺麗だったな」
歌詞書く気あんのかよ…鷺だよソレたぶん…

▼「終電ないの?大丈夫?キメラのつばさ使う?」
ドラクエやり込まんと理解できん文章で遊ぶのは絶対にやめとけ…!

みたいな感じにね、大概こういうメモは酔っ払って書いてる気がしてきたよ。
そんな感じで第一回ポイズン作詞道場は終わりを迎えます。突然のお別れです。
脈絡のなさは己の未熟ゆえ、許せ。
最後に、最新で作った「マリーゴールド」という歌詞を載せとく。興味湧いたら、読んでちょ。


【マリーゴールド】
幾つ花びらを数えても非生産的
好き嫌い好き嫌い好き
頭じゃわかっている性格も
去勢された犬のよう
私の好きな花オレンジ色
あなたの好きな花特に無し
共通点も接点もほぼゼロ
何輪めの花が散る
あなたがいてもいなくても
私がいれば散るマリーゴールド
何千輪の花も吹雪くように
咲くマリーゴールド 散るマリーゴールド
幾つ花びらを集めても
非生産的に散るマリーゴールド
何万も脳内で散る愛
それでもかき集めて、ああまた後悔

あくでもせくでもなく清潔癖で甘い
好き嫌い好き嫌い好き
傍目じゃ見抜いている絶望も
何輪めの花と散る
私はあなたが好きでした
あなたの為に散るマリーゴールド
何京輪の束が枯れても
咲くマリーゴールド 咲くマリーゴールド
幾つ花びらが燃ゆるとも
枯れ花に水をやり根が腐る
何万も脳内で散る愛
はたまたかき集めどああまた後悔

「別れの悲しみと、変わらない愛」
オレンジ色に黄色の模様
ゆっくり枯れた 綺麗に枯れた
私はあなたが好きでした 嗚呼